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ひとてまの想い

2026.06.30

【013】十年後の「よかった」をつくるために。

家づくりを考え始めると、まずは土地探しや間取り、住宅ローンなど、目の前のことに意識が向きがち。もちろんそれらは大切ですが、本当に考えたいのは「その家でどんな毎日を送りたいか」ということではないでしょうか。

年に一度は家族で旅行に行きたい。好きなアーティストのライブにも行きたい。これから車は何回買い替えるだろう。子どもの進学や親の介護には、どれくらい備えておけば安心だろう……。

そんな未来の暮らしを思い描きながら住まいのことを考える。そんな時間も、家づくりにおいてとても大切な一場面です。

家づくりの前に、暮らしを思い描く。

ひとてまでは「住まい」だけではなく、「その先の暮らし」までを見据えた提案を大切にしています。

そのために行うことのひとつにあげられるのが、ご夫婦それぞれに記入していただくヒアリングシートです。

はじめに、ご夫婦それぞれにご記入いただき、当日まで内容はお互いに見せません。
普段は言葉にしていない「本当に譲れないこと」や「実は大切にしたいこと」に向き合って整理ができます。

そして迎える打ち合わせでの初めての共有。
「そんなふうに考えていたんだ」とお互いの新しい一面に気づき、笑顔になる場面もあります。

工事が始まってから、あるいは住み始めてから「本当はこうしたかった」という小さな後悔を残して欲しくない。
そんな想いから、この過程をひとてまはとても大切にしています。

もちろん、ご予算や敷地条件などによって、すべてのご要望を実現できるとは限りません。それでも、なぜ実現できないのかを丁寧にご説明し、ご納得いただいた上で選択することで、その決断は後悔ではなく、納得へと変わると私たちは考えています。

「どんな家にしたいか」。その前に「どんな暮らしを送りたいのか」。ご家族でその想いを共有する時間が、住まいづくりの土台になると考えています。

思い描く暮らしはご夫婦で違って当たり前。その“違い”をどう扱うで、家の仕上がりは変わっていきます。

十年後の暮らしを想像する。

家づくりにおいて目の前のご要望に応えることはもちろん大切です。一方で十年後の暮らしを思い浮かべたとき、別の選択肢を提案することもあります。

以前、小さなお子様がいるご家族から、「子ども部屋を最初から仕切りたい」というご相談をいただきました。しかし個室が必要になるまでには、まだ時間があります。そこで壁は後から設けられることをご説明し、ご家族みんなが広々と過ごせる空間をご提案しました。

後日、そのオーナー様から「あの時止めてもらったおかげで、子どもたちものびのび育ちました。本当にあの判断でよかったです」とお話しいただきました。

その時だけではなく、十年後に「この選択でよかった」と思っていただけること。それも私たちが大切にしている家づくりです。

お客様の意向であっても、100%縦に首を振るわけではない。それがひとてまです。

おわりに

家は建てたら終わりではありません。そこで暮らしが始まり、家族の時間が積み重なっていきます。

家を建てたから旅行を我慢する。趣味を諦める。そんな暮らしではなく、建てた後も好きなことを思い切り楽しめる毎日を送っていただきたい。それがひとてまが考える本当の安心です。

住まいをつくることは、未来の暮らしをつくること。

10年後に「この家にしてよかった」と自然に思っていただけるように。一つひとつのご提案に、その想いを込めています。

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