暮らしのアイテム
2023.04.19
67年前
今回紹介する家具は、「ハンス・J・ウェグナー」の「CH23」
タイトルにある通り、67年前にデザインされたものでありながら、
現代の生活にも自然にフィットし、永く愛され続けています。
曲線を描く座面に沿って編まれたペーパーコード
背板に向かう後ろ脚のなだらかな曲線の美しさ
組合せを楽しんでいただける背板のキャップ
機能性とデザイン性を備えておりどんな空間にも寄り添う
柔らかいフォルムが特徴の椅子です。
家具職人の伝統に基づいた古典的な家具の影響を受けていることにより
いつまでも色褪せることのないデザイン。
自然素材を用いていることで、時間がたつほどに美しく変化を遂げてくれます。
また、高い強度を誇っており、親から子へ、子から孫へ受け継がれ、
世代を越えて持続的に使えるのも、永く愛される理由の一つ。
オーガニックなフォルムは、高い美的センスを感じさせますが、
使用する人への配慮も忘れてはいません。
身近に使用でき、ダイニングチェアとしても人気の高い椅子です。
「CH23」と一緒に、良く購入されるダイニングテーブル「CH006」
デンマークの北欧家具ですが、和テイストな空間でもマッチします。
ハンス・J・ウェグナー
1914年、靴職人を父にデンマークとドイツの国境の町、トゥナーに生まれました。
家具職人H.F.スタルベアーグの元で家具を学び、17歳で家具職人の資格を取得。
20歳でコペンハーゲンに移り、1936年から1938年まで工芸スクールに在籍し、
その後デザイナーとしての活動を開始。
1950年、60年代には一般の人々がそれまで抱いていた家具へのイメージを
一掃するような家具を次々と発表し人々に大きな影響を与えました。
椅子のデザインを追求し、500以上のデザインをしていることから、
椅子の巨匠として世界中で知られています。