家族みんなが落ち着く光と風がある暮らし
決め手は?やっぱり人柄で決めました。〜お家が建つまでのこと〜
私、建築関係の専門学校に通っていたんですが、その時の友達が「ひとてま」さんのグループ会社であるラフト(設計事務所)で働いておられたので相談して、住宅を担当している角南さんをご紹介いただいたのがきっかけです。「ひとてま」さん以外にもう1社にも話を聞いており、もう1社のプランもとても面白いプランでしたが、なんか頼りなかったのです。 説得力が無くて。なぜ、こうしたのか?理由や根拠が曖昧で、ちょっとお家づくりをお願いするのは微妙かなと感じました。
「ひとてま」さんにお願いした一番の決め手はやっぱり人柄ですね。 プランのもちろん面白さもありましたし、すごく説得力を感じましたし、この人なら、自分のやりたいことをしっかりと汲み取って理想のお家を建ててくれそうだなって思ったんです。案の定、すごくスムーズでした。 全然決まらんとか、あれ、またそっちに戻るのとかっていうのは無かったですね。 家具の収まりも全部角南さんに相談しました。家電や照明関係も全て。 「それは無理です。これ大丈夫です」みたいにハッキリと教えていただいたので助かりました。
打ち合わせ自体は忙しかったけれど、今となればあっという間だったように思います。 予想以上に楽しかったですね。
住んでみて仰っていた意味がわかった。〜ご家族のお気に入り〜
3階建なんですけど、寝る以外ほぼ2階のリビングで過ごしています。 私もこのリビングが心地いいし、動線もしっかりしているので過ごしやすいです。 家族全員好きな場所はどこ?!って聞いたら、ここ!っていうと思います。 なんか、不思議と落ち着くんですよ。「みんなが集まる場所に光と風を通すと落ち着く場所になる」って角南さんが仰っていた意味が実際に住んでみて初めてわかりました! 角南さんの計画どうりですね(笑)。
角南:このお家で一番工夫したことは、やっぱり光の取り入れ方ですよね。 隣近所が結構近い距離で建てられているから、横からの取り入れは難しい。 だから道路側に面している正面の2階から3階にかけて、ドーンと窓にすることで、光を多く取り入れました。
奥様:この窓のデザインにはかなり拘って頂きましたね。 最初の角南さんのご提案では、風通しのことを考え、3階部分の窓を開くようにして頂いていたんですよ。 でも、そうすると、窓が分割されてしまうんですよね。 私はもっと外観をもっとシンプルにしたかったので、2階、3階と続けて大きな固定の窓にしてもらいました。
角南:僕が個人的に一番気に入っている場所は、階段廻りですね。 階段の踊り場に坪庭が見える窓があるんですけど、 登ってくるときに、窓から木が見えて上がるのもいいですし、 坪庭に西日が降り注いでいるのが綺麗に見えます。また、階段の天井が曲線になっているんですよ。 最初は気づく人少ないんですけど、階段を降りるときにみんな驚きますね。 階段の天井に、大きな梁があるんですけど、それを基準にまっすぐにすると天井がどうしても低くなってしまうし、 階段を登るときに圧迫感があるから、天井を少しでも上げるためにちょっと遊び心を入れて曲線にしてみてはどうかとご提案してみました。
奥様:え、こんなんしてくれるの?!って驚きました。 角南さんが、このお家は直線が多いからここで曲線を使うと、対比されて面白いよって。 設計の先生ならではの切り口で嬉しかったですね。
角南:でも、現場からは大ブーイングだったんですよ(笑)。めちゃくちゃ手間なんですよ。この天井。 なんちゅう提案してくれたんやって言って。「ひとてま」なんだから頑張ってください!と言い返しましたけど(笑)。
息子の夢が建築士に!
奥様:家が完成して住んでから、息子が設計士ってどんな仕事なん?って言ってきて、設計士に興味持ち始めてるんです。打ち合わせにはあまり来てなかったのですが、住む環境が変わって、何か感じたんだと思います。
角南:え〜そうなんですか?!この仕事はキツイし、オススメはしないですけどね(笑)。 でもやっぱり、僕は建築が好きで、自分が建てたものが残るのはやっぱり嬉しいですから。住宅設計は、お施主さんとかなり近い間柄になれるので、それは嬉しいことですね。完成してからも、たまにですけど今日みたいに遊びに伺いに行けますしね(笑)。
DATA
- 所在地
- 大阪府大阪市西区
- 規模構造
- 木造3階建て
- 敷地面積
- 81.88㎡(24.76坪)
- 延床面積
- 108.62㎡(32.85坪)