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ひとてまの日常

2022.10.14

東大阪の建築を訪ねて

「+ひとてま」の事務所があるのは東大阪。
この東大阪に、有名な小説家の記念館があります。

司馬遼太郎記念館。
その名のとおり、故 司馬遼太郎氏の記念館です。
2001 年11 月に東大阪市の住宅街の一画に開館されました。
司馬遼太郎の自宅と隣接地に建つコンクリート打放しの地下1 階、地上2 階で
ゆるやかな曲線を描くシンプルな建物です。
設計は安藤忠雄氏。
この記念館は「見る」、というより「感じる」「考える」記念館という
位置づけなんだそうです。

実は、同じ東大阪にいながら司馬遼太郎さんのことは、小説家という事は
知っていましたが、実際本は読んだことがなく、大河ドラマで「竜馬がゆく」の
原作者であるという程度の認識。

そんな、司馬遼太郎ビギナーな私ですが、
いざ!と中に入ってみると、

門に入るといきなり建物じゃないんですね。
雑木林のような庭の小道を歩いて行くと庭に面した書斎がでてきて、
それを眺めながら、もうひとつの書斎をイメージしたという建物が
近づいていきます。ガラスの回廊を抜けて、中に入ってみると
・・・
・・・
・・・

図書館もびっくりな数の本。
その数およそ2 万冊とか...

書物が壁状態です。

本もすごかったのですが、私がものすごく気に入ったのは、
白いステンドグラスといわれる、透明でさまざまな質感のガラスを
つぎはぎしており、後ろにある樹木の緑が透けて見えて、
柔らかな光が射し込んできてとてもきれいでした。

なかなか住宅ではできない事です。
コストの面も含めて...。

あと、ご存知の方もいるでしょうか?新聞にも取り上げられ有名な話でも
あるのですが、コンクリートの天井にどう見ても坂本龍馬と思われる
" しみ" があるのです。くせ毛の様子などが本当に似ていて驚きでした。
まったく偶然のものらしいのですが、恐らくコンクリート中の水分が徐々に
しみ出したのでしょうね。いや、司馬遼太郎さんは坂本龍馬の魅力を
再認識させた人。龍馬はお礼を言いたくて現れたのかもしれませんね。

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