お施主様エピソード
2026.08.31
家を知る人が、自分の家に選んだもの。
家を建てる仕事をしている人は、自分の家を建てる時に何を基準に選ぶのでしょう。
デザイン? 性能? それとも施工の技術??
今回、紹介するのは、奥様とお嬢様の3人で暮らすSさんの住まい。実はSさん自身も、ひとてまの母体である株式会社ケイ・アイ・エスで現場監督として働く、いわば「家づくりのプロ」です。
日々、さまざまな家づくりに携わっているSさんが、自分と家族のための住まいに選んだのが「ひとてま」でした。
はじまりは、お嬢様のひと言から。
「階段のある家に住みたい」
Sさん一家の家づくりは、お嬢様の可愛らしいひと言をきっかけに始まりました。
しかし同じ家族といっても、家に求めるものはそれぞれ違うもの。SさんにはSさんの、奥様には奥様の、そしてお嬢様にはお嬢様の「こうしたい」があります。
そこで「ひとてま」では、一人ひとりの希望を丁寧にヒアリング。プレゼンテーションでも細かなところまで確認しながら、3人が心地よく暮らせる家を一緒につくっていきました。
ちなみに家づくりの途中には、お嬢様が「ちびっ子大工体験」に挑戦するひと幕も。器械体操に励んでいるお嬢様にとって、自分たちの家が少しずつできあがっていく時間そのものが、楽しい思い出になったのではないでしょうか。
細かいチェックを済まし、「次の工程に進んで」と指示をいただきました。
毎日見ているからこそ、分かること。
Sさんが「ひとてま」を選んだ理由は、とてもシンプルでした。普段から社員として、そのデザインや施工を間近で見ていたからです。
図面の上で魅力的な家を描くことと、それを実際の建物としてつくり上げることは、同じではありません。どれほどすばらしいアイデアがあっても、それを形にする技術がなければ、住まいは完成しないからです。
ケイ・アイ・エスは、自社で設計する住宅だけでなく、設計事務所が手がけた難易度の高い建物の施工にも数多く携わってきました。そこで培われた経験やノウハウが「ひとてま」の家づくりにも生かされています。
Sさんの住まいにも、木造住宅でありながらRC造を思わせる壁など、設計者のこだわりが随所に盛り込まれました。
「こんな家にしたい」という発想を、きちんと建物にする。
その難しさを現場で知っているSさんだからこそ、「ひとてま」の提案力だけでなく、それを実現する施工力にも安心して任せることができたそうです。
RC造に見える壁や、階段の細かな設えなどに豊かな発想力と技術力が宿ります。
プロの家である前に、家族の家。
完成した住まいを見て、Sさん自身はどう感じたのでしょう。その答えを聞くよりも先に、家族の反応が教えてくれました。
奥様もお嬢様も、「大満足」とのこと。
家づくりのきっかけになったのは、娘さんの「階段のある家に住みたい」というささやかで、しかし切実な願いでした。そこから家族それぞれの希望を重ね、一つの住まいになっていったSさん邸。
家をつくることを仕事にしているSさんにとっても、今回ばかりは現場監督である前に、ひとりの夫であり、父親だったのかもしれません。
家族が喜んで暮らしている。最後には、それが何よりの答えになりました。
水平ラインを生かした、端正な外観。軒下のあたたかな灯りが住まいの表情をやわらかく彩ります。
おわりに
家は、10年、20年と家族の時間を重ねていく場所。完成した日がゴールではありません。
だからSさんが家づくりで大切にしているのも、完成した瞬間の美しさだけではありません。
長く安心して暮らせる品質があること。そして、住みはじめてからもしっかりとメンテナンスしてもらえること。
設計を知り、施工を知り、その後の家との付き合い方まで知っているからこそが、自分の家族の暮らしを「ひとてま」に託した。
その選択そのものが、「ひとてま」という家づくりへの信頼を、雄弁に物語っているのかもしれません。