ひとてまの日常
2022.12.22
徹底的に綺麗に
年の暮れを感じるこの季節。
風がすっかり冷たくなり、カイロが必需品。
年の瀬に行う恒例行事と言えば大掃除です。
大掃除の文化は世界中に存在しますが、
年末に行うのは日本だけなんだそうです。
そもそも日本のお正月とは、
歳神(トシガミ)様を、お家にお迎えする行事。
その準備として、普段の掃除では行き届かない
場所まできれいにするのが、大掃除に込められた
本来の目的です。
忙しいこの時期、あえて行うのは
こういった意味があるんですね。
とは言え、お家の隅々まで磨き上げる作業は
なかなか大変ですよね。
神様に心から喜んでいただくためには、
日頃から掃除の習慣をつけておくことが大切です。
そして、ひとてまの現場では日頃から徹底的に
清掃をしています。
仮設トイレの掃除は毎日欠かさず行い、
定期的に現場周辺から作業場周辺の掃除まで、
身の回りの掃除や整理整頓を徹底しています。
使用する木材は用途別に並べ、
木くずは捨てずに、散らからないようにひとまとめに。
当たり前のことを丁寧に継続する。
手間に感じるかもしれませんが、清掃や整理整頓を
すると作業効率は上がり、こまめな掃除は小さな傷や変化に
いち早く気づくきっかけになります。
結果的に、家やものを長持ちさせることに繋がります。
これは私たちの作業現場に限らず、
みなさまの生活でも同じことが言えると思います。
近年はロボット掃除機などの技術が発達し、
自動的に掃除をしてくれる道具がずいぶん増えました。
大掃除を行わずとも、きれいな状態は保てるかもしれません。
私だって使ってます。
だって楽だし...
しかし、自分の手で直接触れながら掃除をすると、
愛着が沸き、自然と長く使う習慣が生まれてきます。
床を傷つけないよう箒を使って掃く。
細かい汚れまで取り除くよう、固くしぼった雑巾で隅々まで磨く...
これらは今すぐにでもできる手軽な方法のひとつ。
長く住み続けられる家とは、建築技術に加え、
住んでいる人の習慣によっても、育まれていくもの。
皆さんも今年1年を振り返りながら徹底的に
大掃除してみてはいかがですか?
さあ、私も頑張ろう...!