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暮らし方

言わずとも、頭の中で共有し合える理想。〜お家が建つまでのこと〜

始まりはもともと主人が持っていた古いお家をリフォームをしてくださるところを探していて、 主人の会社の同僚に相談したところ、「ひとてま」設計士の角南さんを紹介して頂くことになりました。

角南さんの第一印象は、独特やな~感じました(笑)。
でもこの人、建築が好きなんだなって思いました。なんか、建築の話をしている時、本当に楽しそうというか。
まだ契約もしていない初回打ち合わせにもかかわらず、結構具体的にいろんなお話してくださって。
なんかすごく好感を持てましたね。自分たち夫婦がこうしたい、ああしたいっていう想いを取り入れてくれるだろうなぁと思いました。

ある時、打ち合わせに伊礼智の建築の本を持っていき、「この人が好きで、この雰囲気にしたい」って伝えましたら、 角南さんも「僕も持ってます。好きです」って。ここの感覚が同じってとても大事で、 木やクロスを選ぶにしても、角南さんが考えてきていただいた案は心の底から、いいっ!!と思えました。

また打ち合わせで大半を占めたのは、私の車椅子の生活についてですね。
車椅子で生活する上で、全くストレスを感じないように、 今まで住んでいた実家の使いやすさをベースに、この手すりの高さどうか、キッチンの高さはどのくらいが料理しやすいか、 全ての手の届く位置、高さなどを徹底的に考えていただきました。

でもバリアフリーっぽくないバリアフリーにして欲しかったんです。
こんな要望にも角南さんは飄々と「わかりました」と。
でも、デザインは角南さんにお任せしておけば大丈夫ってどこか安心していました。 

窓が大きな額縁に。〜ご家族のお気に入り〜

ダイニングテーブルに座って、大きな窓越しに外を眺めるのが好きですね。 外の緑と木の枠、この雰囲気が本当に落ち着きますね。 この窓も一から全部手作りなんですよ。 日中は、窓を開けて外を眺めながらご飯食べますし、 夜はこの窓の内側に障子を入れてもらっていて、雰囲気が変わって両方好きですね。

春は鶯が鳴いていたり、メジロも来ますね。 ただ、メジロが椿を食べちゃうみたいで全然咲かないんですよね。それは困ってます(笑)。
ずっと、外を眺めていることはありませんが、 ただふと見ると、綺麗な緑があって。 気づかないうちに癒されているんだと思います。

とことん、話し合った設計。〜ひとてま設計士 角南より〜

奥様の障害を取り除くのが今回の最大のテーマでした。 またそれに加え、家の敷地面積が狭いことや大きな構造変更ができないという厳しい条件で非常に悩みました。 奥様とはとことん、話し合いました。 ときにはトイレや入浴の際の動きを何度もシミュレーションしました。

改修という選択肢の場合、以前の記憶を残した形で空間を構成できないかを考えています。 まったく新しいものに変えるのではなく古いものと新しいものが響き渡るような空間が改修のおもしろさだと思います。 それは「古美る」という美しさを初めから感じることもできると思います。 予算との兼ね合いもあるのですが、今回はもともとの構造材(2階の小屋組)を現しにしたり、新しくつくる所との間合いに気を配りました。 また、自分のいつもの設計思想でもある天然光の入りかたには拘っています。

でも一番印象に残っていることは、ご主人の優しさですかね。本当に優しくて。
腹が立つほどの奥様想いなご主人の全ての言動と行動で、このお家はつくられています。

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