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ひとてまの木造のお家には木に拘りがあります。 木造のお家を建てる際、構造材には必ず山長商店さんの紀州材を使用しています。 今回はそんな拘りの紀州材について少しお話したいと思います。 そもそも紀州材とは... 古くから「紀州・木の国」と呼ばれ、優れた木材を産み出す林業地として 位置づけられてきた和歌山が育んだ良質な木材こと。 紀州材の特徴は ・色合いが良く、つやがでる ・素直な木で狂いが少ない ・強度・耐久性に優れている と言われることから「木の家づくり」にふさわしい木材として注目されてきました。 江戸時代末期から続く山長商店さんでは 和歌山の豊かな山々で育て上げられてきたこの紀州材を扱っています。 山長の木は、1本1本苗木を植え、60年以上もの歳月をかけ 職人の手で間伐や細かい手入れを何度も地道に施します。 こうして育った高樹齢の木はお家を建てるのに最適な強度の優れた木になります。 樹齢は60年~70年ほどで伐採され、 搬出された木は基準に従ってカットされます。 おじいさんが植えた木を子が育て、孫が切るという長い長い年月と 多くの人の細やかな手入れによって丁寧に育てられた木は 年輪が詰まった美しい材面の紀州材となります。 カットされた木は貯木場に集められ各種用途ごとに選別・仕分けしてから 製材工程へ送られていきます。 山長の木はこうして生まれ育って数十年の永い「成長の眠り」から目覚めたあと、 選別・製材・乾燥・品質検査の工程を経て、 1本の紀州材として 皆さまの建物に届きます。 突然ですが、クイズです。 どちらが杉でどちらが檜か皆さんわかりますか? 正解は上が杉で下が檜です。 少しサツマイモっぽく見えるのが檜なんだそう。 私にはまったく一緒に見えました...